当センターがお力になりたい患者さま

1)標準治療をかなりやっているが、効果がいまひとつ(標準治療不応)、でもお身体は比較的元気な患者さま。

2)副作用等の理由で、これ以上標準治療が継続できない患者さま(標準治療不耐)

3)主治医から、「もうあなたに出来る治療法はない」「緩和治療の施設を探してください」と言われた患者さま。

4)標準治療があまりない、頻度が低く珍しすぎてあまり治療選択肢がない稀な悪性疾患

5)がんに伴う症状を緩和したい患者さま(麻薬等の薬物治療だけでは緩和が困難な癌性疼痛、肺やリンパ節が原因で血痰・喀血、咳嗽、喀痰、労作時呼吸苦などの呼吸器症状、がんの増悪が原因のリンパ浮腫、性器出血、血尿などの出血症状、肝転移増悪による上腹部痛や倦怠感、食思不振など)


肝臓がんのカテーテル治療は当センター長のライフワークの1つで、過去に複数の学会発表、論文発表を行っています。転移性肝癌に対する治療経験が他施設よりも豊富であることも特徴です。


当センターでの具体的な治療適応に関しては、病状、治療歴、ご本人の全身状態、今後の予定などで個別に判断する必要がございます。また、当院の様々ながん診療に携わる医療者によって定期的な会議が実施され、患者個人単位での治療方針に関するリアルタイムな院内での検討が行われていることも特徴です(キャンサーボードと言います)。


基本的には、どのような状態のがん患者さまでも一度ご相談させて頂くことは可能です。カテーテル治療が適当と判断すればお勧めいたしますし、そうでなければその時点で最善と思われる治療法をご紹介いたします。また遠方の患者さま、体調が悪く他施設に入院中だがセカンドオピニオン希望の患者様への対応もお受けしておりますので、まずは当院に電話していただくか、現在のかかりつけ施設の地域連携室を通して外来予約をお取りの上、診察にてご相談ください。

主に対象とする疾患と臓器

基本的に首から下の臓器を対象としています。特に生命予後や生活の質に強く影響する、肝臓や肺、一部のリンパ節、骨盤臓器、がん性症状の原因となりやすい骨や肺などの、再発転移病変の治療を得意としています。以下、例を挙げさせていただきます。


転移性肝がん

標準的な全身化学療法を実施するも、他の病巣と比べて肝転移の制御が悪く、切除もできず、肝機能が徐々に悪化している場合(ただし総ビリルビン値が3以上の場合は肝不全のリスクが高くなり適応外となりえます)。特に大腸がんなどの消化器がん、婦人科がん、乳がん等の肝転移。


肺がん

切除不能な原発性肺がん、転移性肺がん。標準的な外科手術、全身化学療法、放射線治療等で制御ができない、特に血痰・喀血や呼吸苦など呼吸器症状を伴い放射線治療等で十分な症状緩和が得られない縦隔リンパ節や肺門部リンパ節も重大な呼吸器症状を来しうるので積極的に治療しています。


婦人科がん

標準治療に反応が乏しい病巣の中で、肝臓、肺、リンパ節、一部の腹膜などの粗大病変。腹水が中等量以上貯留している場合は腹膜播種が広範囲に散在しているため適応外となりえます。


リンパ節転移

他の局所治療(放射線治療や外科手術)の実施後の再発。他の臓器に別の転移はあるが、リンパ節転移によって症状が出現している場合や、呼吸苦など生命に影響が及んでいる場合。特に癌性症状を来しやすい縦隔リンパ節、肺門リンパ節、鼠径部リンパ節、腋窩リンパ節などはよい適応となりえます。


その他

  • ・肝転移増悪に伴う倦怠感や食思不振、上腹部痛(肝被膜伸展痛)。
  • ・出血(性器出血、血尿、血痰・喀血など)。
  • ・呼吸症状(血痰・喀血、咳嗽、喀痰、労作時呼吸苦など)。
  • ・リンパ浮腫 がんの再発病巣によりリンパ潅流が障害を受けて生じている場合。当院では動注によって潅流障害を改善した後、リンパ浮腫セラピストによる看護介入を行い浮腫に対するトータルケアを行っています。
  • ・癌性皮膚潰瘍 乳がん等の局所再発、リンパ節転移の皮膚浸潤等、腫瘍が自壊しそうな場合、自壊して浸出液や出血、悪臭を伴う場合。

その他

実際、状況や過去の治療歴から判断して様々な臓器に治療しています。ひとまず外来にお越し頂き、適応の判断をさせてください。


(食道、胃、小腸、大腸などの消化管(食べ物の通り道)そのものに対しては治療後に腸に穴が空く事が僅かですが経験されていますので、お断りすることがございます。)


吹田徳洲会病院

外来診察担当医表

診療時間

  • ※1診療科により、平日午後診・土曜日午前診もございます。
    また、診察時間は診療科により異なることがございます。詳細は外来診察担当医表をご覧ください。
  • ※2夕診は、交代制の総合診療科のみとなります。