MRIとは、「magnetic resonance imaging」の略で、日本語では、「磁気共鳴画像診断装置」と呼ばれています。
強力な磁石でできた筒の中に入り、体内の水素原子が持つ弱い磁気を、強力な磁場でゆさぶり、体の中から放出される信号をコンピュータで受け取り、体内の状態を断層撮影する検査です。
脳や、脊椎、四肢、また子宮、卵巣、前立腺等の骨盤腔に生じた病変に関して優れた描画能力を発揮します。
1.放射能を使うCTとは違い、被ばくの心配がありません。
2.脳梗塞や脳腫瘍の診断、脳幹付近の診断に優れています。
3.様々な断層方向で撮影が出来ます。
4.造影剤を使用することなく、血管や病変の描出が可能です。
5.最新鋭装置の導入により、短時間で検査が可能となりました。
6.動きに弱い為、撮影中は出来る限り動かない必要があります。
7.高磁場の為、金属類は持込みが禁止されています。
・ 頭部 (脳梗塞、脳腫瘍、外傷、血管病変)
・ 腹部 (肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・副腎のがん)
・ 脊椎 (椎間板ヘルニア、外傷・骨折)
・ 骨盤 (子宮・卵巣、婦人科病変、膀胱がん・前立腺がん)
・ 脊髄 (腫瘍・炎症・変性)
・ 骨 (関節・靭帯)
・ 頚部 (腫瘍・炎症)
・ 関節 (軟部組織)
・ 血管 (血管病変)
高性能3テスラMRI装置のご紹介
最大204個という超高密度コイルエレメントの使用を可能にしたTim4Gと、MRI操作環境を一変する操作形エンジンDot(Day optimizing throughput)エンジンを搭載しています。
高画質イメージングと、簡単な撮像が両立しています。


完全デジタルRF <DirectRF>
RF信号の送受信コンポーネントを完全デジタル化したため、信号をロスすることなく高いS/Nを実現しました。
マルチチャンネル送信 <TimTX>
送信RFを2chで独立制御することで、極めて高いRF分布の均一性を実現しました。
超高密度コイル構成 <40ch/FoV>
FoV全域に対応するコイルエレメントはこれまでで最高の40ch。高い空間分解能と時間分解能をもたらします。


オンボードガイダンス機能
検査ごとのオンボードガイダンスを用意。参照画像を確認しながら最適な設定にユーザーを導きます。
パーソナル機能
被検者一人ひとりの状態に合わせたパラメータ設定を簡単に行い、記憶させることが可能です。
自動化機能
推奨最適条件を自動的に設定できます。例えば腹部ダイナミック撮像の場合、息止め時間を入力するだけで最適な撮像パラメータを設定可能です。