診療内容・特色
脳神経血管内治療科は、脳脊髄の血管の血管撮影を行い、診断を確定し、各種の血管性疾患を血管の内側からカテーテルを用いて低侵襲で治療する診療科です。一般に、出血を引き起こす脳動脈瘤、脳動静脈奇形や、動静脈の短絡路を持つ疾患や血管に富んだ腫瘍に対して、コイルや液体塞栓物質などを用いて脳動脈瘤、脳動静脈奇形、異常血管を閉塞させます。脳梗塞を引き起こす血管の狭窄・閉塞性疾患に対しては、血栓を除去したり、ステントを用いて血管を拡張させて血管を開通させる治療を行います。当科では30年以上にわたる脳血管内治療経験と約900例の脳動脈瘤開頭術の執刀治療経験があり、カテーテル治療と開頭手術の指導医資格を併せ持つ指導医が担当します。脳神経血管内治療対象疾患は以下の通りです。
対象疾患
出血性疾患
- 脳動脈瘤
- 脳動静脈奇形
- 硬膜動静脈瘻
- 髄膜腫など血管に富んだ腫瘍
閉塞性疾患
- 内頸動脈狭窄
- 鎖骨下動脈狭窄
- 頭蓋内動脈狭窄
- 急性期脳梗塞
担当医
宇野 淳二うの じゅんじ
脳神経外科
脳神経血管内治療科
部長
略歴・経歴
昭和58年卒
資格・専門医
日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本脳神経血管内治療学会専門医・指導医
日本脳卒中学会認定脳卒中専門医・指導医
日本脳卒中の外科学会技術指導医