ISO9001:2015認証取得
ISO9001とは、国際標準化機構 (International Organization for Standardization)という、スイスのジュネーブに本部を置く国際的な団体が、ISO9001「品質マネジメント・システムの国際規格」を定めています。
この規格は、 「お客様へ提供するサービスの品質が国際的に認められ、かつ、 お客様に満足していただくために組織全体が仕事の仕組みをもっている」という「品質の証」です。ISO9001の審査では、文書化した情報、顧客重視、スタッフの教育・訓練、プロセスのチェック機能、内部監査などの継続的改善、といった点が規格に適合しているかどうか評価されます。 ISO9001認証の取得・維持への取り組みは、患者さんの満足の向上のみならず病院組織の継続的な改善への取り組みにつながります。
吹田徳洲会病院では、2017年1月にISO9001:2015を認証取得し、今後も、当院の品質マネジメントシステムが維持向上されているかをチェックする内部監査と外部機関によるサーベイランス審査を年1回受けていきます。このISO9001認証取得・維持への取り組みを通じて、医療・介護サービスの質を向上し、地域の皆様に満足して頂ける治療をめざしたいと考えています。
JMIP認証取得
吹田徳洲会病院は、厚生労働省が進めている医療の国際化推進の一環として、一般財団法人日本医療教育財団による「外国人患者受入れ医療機関認証制度[JMIP](Ver.1.1)」を受審し認証を取得致しました。
この認証制度は、外国人が安心・安全で国際的に高い評価を得ている日本の医療サービスを享受することができる体制構築を目的に、「受入対応」「患者サービス」「医療提供の運営」「組織体制と管理」「改善に向けた取り組み」からなる5つの機能別分類から評価したものです。 2017年12月大阪府で4か所目のJMIP認証医療機関として認証されました。
外国人患者さんが安心して受診できるようにして、日本人のみならず外国人の患者満足の向上も図っていくこととしました。今回のJMIP受審をきっかけに、各種案内表示や説明文書・同意書・献立表など、さまざまな文書の英語翻訳を進めました。さらに、中国語の通訳やスマホ・タブレットを使った翻訳・通訳サービスも導入してます。
病院機能評価認定(3rdG:Ver.2.0)
2018年11月に「一般病院2」と「慢性期病院」の2種類の機能において認定取得を受けました。
当院では、全ての患者さまに、より質の高い医療を提供できるように、地域における役割を充分に踏まえ、今後とも医療機能の高度化・サービスの改善に取り組んでまいります。
※病院機能評価とは、診療内容、療養環境、患者サービスの質・内容等の病院の機能について、厚生労働省や日本医師会などの出資により設立された財団法人「日本医療機能評価機構」が中立・客観的な第三者の立場から評価するもので、病院の現状と問題点を明確にし、基準を満たした病院に(公財)日本医療機能評価機構から認定証が発行されます。この評価を受けることにより、病院医療のさらなる質の向上へ繋がっていきます。
JIH推奨病院認定
吹田徳洲会病院は、2019年2月に大阪府内では2か所目、民間病院としては初の推奨病院として、一般社団法人Medical Excellence JAPAN (MEJ) から、Japan International Hospitals (JIH) 推奨病院の認証を受けました。
MEJは政府の「日本再興戦略」や「未来投資戦略」といった成長戦略のなかで、医療の国際展開を担う中核期間として明記された組織です。日本の医療機関による渡航受診者の受け入れを促進するため、医療ビザを取得して訪日する外国人患者さんの受け入れに積極的で適切な受け入れ体制を整備している病院を推奨しています。専用の多言語ホームページ (JAPAN Hospital Search) を通じ海外に情報発信しています。このホームページからは医療機関名だけでなく、疾患からも病院を検索できるなど、渡航受診者にとって利便性の高いつくりになっています。
今回のJIHの認定を受け、今後は外国人患者を積極的に受け入れるとともに、安心して受診できるように院内の整備を進め、外国人患者の満足度向上も図っていきます。